DXの本命 2021 10 10

書名 デジタルマネー戦争
著者 房 広治  徳岡 晃一郎  フォレスト出版

 「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の本命とは、
お金の「デジタル化」であると言ってよいでしょう。
 決して、役所や会社の「デジタル化」ではありません。
お金の「デジタル化」こそがDXの中心です。
 この認識がないと、また「デジタル敗戦」になります。
今の日本は、とかく枝葉の部分にこだわってしまい、
大局を見逃してしまう傾向があります。
 こういう点においては、明治時代の人のほうが偉かったと思います。
まず、大局を見てから、枝葉の部分を考えています。
 今は、学問にも言えることですが、
ひたすら専門分野を狭くしていって、
結局、社会全体が見えなくなっています。
 今の学問の特徴は、細分化です。
とにかく守備範囲を狭くしていって、
そこで大成することを狙っているという感じでしょうか。
 科学全体を見る科学者はいない。
おそらく科学において「合成の誤謬」が起こると懸念しています。
 ひとつひとつの科学は正しくても、
それらを積み上げた科学全体は間違っていた。
そういう心配があります。
 科学や技術の全体を見る人が必要です。
未来社会においては、そういう人が未来の案内人となるでしょう。








































































































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